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本記事として伝えたい内容は、トレカを投資対象とすることができるのか、副業として稼げるかです。
また、その理由はどこから来るのかを伝えていきます。
結論として、トレカ市場が成長を続けていくならば、投資対象として魅力的であり、副業としても稼げると考えています。
投資に限らずですが利益を得ようとすると、ゼロサムゲーム、プラスサムゲームのどちらかで参加者と争うことになります。
どちらのゲームにおいても稼ぎやすい条件として、新規参入者及び資金の流入が続くことが挙げられます。
利益を得るには自分より弱いものから得る必要があります。
具体的には、自分が買ったものよりも高く買わせ、安く売らせます。
競争相手が優秀なトレーダーばかりであると、勝ち続けるのは難しいですが、知識が乏しい新規参入者や、負けている人間の追加資金の投入により、勝ちやすい環境となります。
この2つの環境は、市場の拡大に比例して整えられていきます。
そのため、市場の成長は投資家にとって大切であり、投資対象であるか見定める要素となります。
続いて、この結論に至った理由を見ていきましょう。
今やトレカ市場は無視できないくらいに、
2021年度の国内一次流通(新品)の売上であれば、1,700億円に到達しており、2020年度と比べて約500億円増となっています。出典:日本玩具協会
正確な情報ではありませんが、2020年度の二次流通(中古)であれば、1,500億円に届く勢いであるというデータもあります。
トレカ市場に資金の流入が起きており、それは世界的にも同様のようです。
このようになった背景には、大きく3つの理由があります。
1つ目は、世界初のトレカであるmtgの発売から約30年経過し
2つ目は、子供だけではなく、当時を懐かしんで購入したり、
3つ目は、投機筋による市場への資金流入となります。
他にも色々な理由はありますが、トレカがコレクションとして集められ、子供以外の社会人に遊びとして提供しているのが、市場を大きくした理由となります。
また、国内の人気TCGである「ポケモンカードゲーム」「遊戯王」「デュエルマスターズ」は、いずれも誕生から20年以上続く人気コンテンツであり、古いカードも二次流通として頻繫に取引されています。
古いトレカの価格高騰に合わせて投機筋が増え、更に資金が流れて来たことも拡大の理由であり、「トレカ投資」という言葉が生まれた要因となります。
これらがしばらく続く限り、トレカ市場は成長を続けて、稼ぎやすい環境が維持されるでしょう。
では、反対の市場縮小の可能性についてもお伝えしたいと思います。
今現在、トレカ市場は拡大していますが、延々と成長することはなくどこかで終焉を迎えます。
いくつか考えられるケースはありますが、現実的なシナリオを何点かお伝えします。
1番目のシナリオだけは、パニック売りで急速に資金が抜けていきますが、それ以外は緩やかに変化すると思うので、対応していきやすいと思います。
ポケカや、遊戯王では投機筋により何度かバブルが起きています。
また、転売ヤーによる商品の買い占めなども起きています。
そのため、市場へは転売ヤーや、投資家から結構な額が投入されています。
今は好調で稼ぎやすいですが、稼ぎにくくなった時に売りに走り、一気に市場から資金が抜けていく可能性があります。
この場合、価値に関係なくコレクションしている人や、カードゲームを遊んでいる層にあまり被害はありませんが、投資している人間は大きな打撃を受けることとなります。
原因を作っているのは転売ヤーなのですが、これはまた別の機会にお伝えします。
データはございませんが、プレイヤーとして遊んでいる雑感で、20代後半~30代がトレカ市場で大きなお金を動かしていると考えています。
この世代は、カードゲームの黄金期に生まれており、先ほど紹介したロングコンテンツであるTCGを1度は触れているはずです。
そのため、懐かしさや経済的な状況により、多くの資金をトレカに費やしている傾向にあります。
また、独身者に顕著な傾向があります。
あと十数年後には、今の10代~20代前半がその世代になりますが、カードゲームに対してあまり思い入れがない場合、または参入者の絶対数が少ない場合は、市場に資金が投入されずにピークアウトとなる恐れがあります。
現在の20代後半~30代が、40代、50代となった際に、どこまでトレカを持ち続けるかも注目したいポイントです。
別の懸念として転売ヤーなどの存在により、トレカが購入しにくい状態が続くと、そのTCGの人口を減らすことにもなるので、ここも注視していきたいポイントです。
トレカの楽しみ方の1つとして、コレクションしたものを眺めることが挙げられます。
これは現物があるからできる楽しみ方です。
今後気候変動の対策として、森林の伐採などが極端に制限された場合は、書籍をはじめとした紙製品の製造は難しくなるでしょう。
トレカも同様に規制がかかると思われます。
直接触れたり、視覚的に楽しめることを大切にする方もいると思うので、完全デジタル化した場合は人が減少し、二次流通の市場も縮小する可能性があります。
逆に希少性が出て、現物の値段が跳ね上がる場合もあるので、その時のTCGの人口によるところではあります。
デジタルカードゲームが世に多く出ているのにも関わらず、紙製のトレカが人気であり、移行しないのは、まだまだ現物志向が強いと感じるので、気候変動のリスクも考慮しておいた方がいいでしょう。
いかがだったでしょうか。
トレカ市場は現在のところ、年々増加しています。
ここまで成長した背景として、20代後半~30代の資金投入、投機筋からの資金投入、ロングコンテンツであることが挙げられます。
逆に市場の成長が止まり、縮小するリスクも考えられます。
投機筋の資金抜け、プレイヤー層の変化・減少、気候変動のリスクなどが考えられます。
どの投資や、副業にもリスクはありますが、トレカは投資初心者が集まりやすいので、私は稼ぎやすいと考えています。
リスクに対してどのようにケアするか、またはどこまで資金を入れるかなど自分のルールを設定して取引できれば、大きな損失は起きないと思います。
本記事を1つの考えとして、参考にしていただければ幸いです。
それではまた。