Day4(2023/10/03)
十二分にインターネットを楽しんだ。
多分、YouTubeを見れるのはこれが最後だろう。
そう感覚的に感じた。
前日の外に出たくないと感じた一件については、以下の記事から。
そして、チェックアウトの時間。
すぐには終わらない。
なぜだ…あっ、部屋にある「ドリンク」を飲んだ。
一体幾らになるんだ…
「18$」…
「頭おかしいのか!さすがに3倍以上はないだろう」…とは言えず、
多分正規の値段で買えば「5ドル」もしない。
だって、水買う時に売店で見たからな!
料金を確認するまでは、持ち込んだもの以外手をつけないこと。
これが肝心だ。
サービスといったが、ただとは言っていない。
ウェルカムドリンクを貰って油断した。
今後注意しようと決意した。
長期滞在するカサへ
そして、ここから別の宿を探しに行く。
10月2日までは事前に予約していたが、ここから先は現地で交渉するつもりでいた。
下手したら泊まれないなんて可能性もある。
この先泊まる宿泊先の候補は3つだ。
マリッサの家、ホアキナの家、シオマラの家だ。
まず「マリッサの家」だ。
ここから小さな冒険が始まる。
ジョンレノンの公園と、見つからないタクシー
さて、現在地に珍しいものはあるか。
MAPS.MEというアプリで確認する。
泊まったところの近くに、「ジョン・レノンの公園」がある!
なぜキューバなのか?
あとで調べたら、キューバでビートルズは人気らしい。
他に近くにあるのは、「Cristóbal Colón Cemetery」という場所だが、かなり大きいのでキャリーケースを引きながら見て回るのはキツいと思い、ジョンレノンの墓へ。
後から調べたが、「Cristóbal Colón Cemetery」は歴史的にも重要なお墓となっており、次行く機会があれば是非回ってみたいと思っている。
公園に行くと銅像があった。
それ以外に目ぼしいスポットはなかった。
観光スポットだらか、タクシーはあるかと周囲を探したが見当たらない。
待っているとまた色々と話しかけられるので、宿へ向かう途中でタクシーを見つけようと決断した。
そこから宿への道で「タクシーが見当たらない。」
宿まで約4km。
荷物を持ちながら歩く…これがどれだけ大変なことか、
キャリーケースを引き下げて、ひたすらマリッサの家を目指す。
ハバナ市街の中心地なら望んでもないのに、タクシーから声が掛かるのに、
皆んな誰かを乗せている。
キューバの道は平坦ではない。
歩道は補修されておらず、デコボコとなっている場所が多い。
段差も多くある。
そんな道を歩くのだから、キャリーケースが
もう2km以上は歩いて来た。
そこに加えて嵐のような雨がやってきた。
そういえば、「雨季」だった。
風が強く、雨が身体を打ちつける。
「雨が痛い。」
段々と腕も辛くなるし、ずぶ濡れだし、今日まで散々な思いをした。
何でキューバは立て続けに虐めて来るのだろうか。
愚痴を言っても何も変わらないので、「まあ、いいっか」と今に集中し、雨が落ち着くまで、近くの屋根付きの通路に避難する。
写真だと分からないが、所々に穴が空いており、雨宿りできる所は限られていた。
あれだけ強く振った雨は、20分ほどで止んでしまった。
この後も急に雨が降るが、ゲリラ豪雨のように、降っては止みが繰り返される。
立て続けに嫌なことが起きて最悪だと思ったのも束の間、もうマレコン通りまで来てしまった。
…感動だ。
目の前に何度となく映像で見た「マレコン」がある。
自分の足で来たからなのか、
マレコン通りは、ハバナと旧市街を繋ぐ道。
その奥までカーブ上の道が見える。
キューバに来たんだなと思った。
潮風と、照りつける太陽にキューバを感じていた。
しかし、感動とは裏腹に「もう腕は限界だ。」
痛いを通り越して、腕が痺れて来た。
残りの距離は、「約1.5km…」
この腕の状態で進むのは、正気ではない。
ここで待つわけにも行かず歩き始めた。
すると数百m先で、クラクションが鳴る。
「タクシー探してないか?」
今すぐにでも「YES」と言いたいが、ここまで頑張ったのなら、
口から出た言葉は、体とは別の答えである「No」だった。
そこから先の道のりは、当たり前だがキツかった。
限界のところで、ベンチプレスをあと1回がエンドレスで続く感じ
なぜかそこからは、「タクシーに乗らないか」と道ゆく人に言われる。
マレコンに行くまでに声をかけてくれればいくらでも乗ったよ。
引く力が段々と無くなる。
「タクシーどう?」の言葉に、笑顔で答えるが顔がひきつる。
あと1kmだ。
長いと思いながら腕を頻繫に変えて、キャリーケースを運ぶ。
近くまで来た。
あと2ブロック先にあるのにも関わらず、足が前に進まない。
「手が震える。」
もう握ることも厳しい。
キャリーケースを身体に押し当てて進んだり、足で押したり、足で持ち上げたりして進み続けた。
大袈裟ではなく最後の力を振り絞り、宿に到着した。
青いイカリマークが見える。
ここがマリッサの家か。