Day13(2023/10/12)
前日の話はこちらから。
今日は、Sさんの同級生であるハイチ人の家に行くことになった。
ハイチはキューバの隣国で、かつてはフランスに支配されていた。
外務省によるとハイチは、レベル4で避難勧告が出る状態のようだ。
確かに政治の腐敗は凄いようで、資産に余裕がある富裕層の子どもは、国外に留学することが多い。
Sさんの知人の中に、ハイチの留学生は2人いた。
1人はキューバとアメリカの橋渡し役をしている女の子と、もう1人はカナダ人を親に持つ男の子だ。
女の子の名前はアシュリー、男の子の名前はエリノールという。
午前中は、Sさんが学校に行っているため、ハバナ大学で待ち合わせすることに。
写真はハバナ大学の中庭。
目的の家まで、ハバナ大学から約20分ほど歩いて行く。
アシュリーの家は豪邸
目的地の住宅街に近づくと、雰囲気が変わっていった。
道路も綺麗だし、各家にある車も高級車だ。
アシュリーの家は、なんと高級住宅街の一棟を丸ごと借りていて、お手伝いさん付きだった。
アシュリーの家には洗濯機が2台あり、空調設備は完全完備、浄水機もあるなど、現地の人が見たらびっくりする生活をしている。
1階はゲストルームとして使用しており、4人ほど泊まれる。
2階はアシュリーのお部屋があり、広々と使っている。
料理を振る舞ってもらった。
少しお手伝いをしたが、彼女は料理好きでほとんどをお手伝いさんとこなしていた。
本当にお嬢様という感じで、何をするにも楽しそうに行動をする。
鶏肉のトマト煮込み、鶏肉のすり身揚げ、マカロニサラダ、炊き込みご飯、アボカドがお昼ご飯として出された。
全て手作りだ。
まず、ゲストがご飯をよそって、自分のお皿に盛り付けるらしい。
これはハイチ式なのだろうか。
その後は皆んなで音楽をかけて話し合いながら、お酒を飲み贅沢な時間を過ごした。
天真爛漫な彼女を見ていると、ずっとそのままでいて欲しいと願わずにはいられない。
笑顔がとてもキュートで、セレブみたいな洋服を着ていた。
エリノール、Sさん、アシュリー、私の4人でくだらないことを話す。
1階のリビングダイニングはこのような感じ。
Sさんはいじられて、周りからも人気がある。
彼の人柄が好かれているのだろう。
帰りに簡単な日本語レクチャー会があった。
今日は家に招待してくれてありがとうと伝えると。
ミカサ ツカサと言われた。
えっ、人の名前?日本人の名前?かと思ってたら、Mi casa tu casaだった。
私の家はあなたの家だから、いつでも来てねということだった。
アシュリーが住む家は、電気代だけでキューバの人の月給を超える。
帰国するまでにキューバ生活の天と地を見ることとなった。
こういう経験ができるのもSさん様々だ。
余談だが、ハイチ人2人に私が幾つに見えるかSさんが聞いたが、返ってきたのは23歳だった。
25以上はないかなって。
アジア人は幼く見えるらしい。
今日も楽しかったな。