【2023年キューバ日誌】Day13(ハイチの留学生から驚きのおもてなし)

この記事の所要時間: 253

Day13(2023/10/12)

前日の話はこちらから。

【2023年キューバ日誌】Day12(ぼったくりされた女の子と再開)

2024.08.30

今日は、Sさんの同級生であるハイチ人の家に行くことになった。

ハイチはキューバの隣国で、かつてはフランスに支配されていた。

外務省によるとハイチは、レベル4で避難勧告が出る状態のようだ。

確かに政治の腐敗は凄いようで、資産に余裕がある富裕層の子どもは、国外に留学することが多い。

Sさんの知人の中に、ハイチの留学生は2人いた。

1人はキューバとアメリカの橋渡し役をしている女の子と、もう1人はカナダ人を親に持つ男の子だ。

女の子の名前はアシュリー、男の子の名前はエリノールという。

午前中は、Sさんが学校に行っているため、ハバナ大学で待ち合わせすることに。

写真はハバナ大学の中庭。

目的の家まで、ハバナ大学から約20分ほど歩いて行く。

 

アシュリーの家は豪邸

目的地の住宅街に近づくと、雰囲気が変わっていった。

道路も綺麗だし、各家にある車も高級車だ。

アシュリーの家は、なんと高級住宅街の一棟を丸ごと借りていて、お手伝いさん付きだった。

アシュリーの家には洗濯機が2台あり、空調設備は完全完備、浄水機もあるなど、現地の人が見たらびっくりする生活をしている。

1階はゲストルームとして使用しており、4人ほど泊まれる。

2階はアシュリーのお部屋があり、広々と使っている。

料理を振る舞ってもらった。

少しお手伝いをしたが、彼女は料理好きでほとんどをお手伝いさんとこなしていた。

本当にお嬢様という感じで、何をするにも楽しそうに行動をする。

鶏肉のトマト煮込み、鶏肉のすり身揚げ、マカロニサラダ、炊き込みご飯、アボカドがお昼ご飯として出された。

全て手作りだ。

まず、ゲストがご飯をよそって、自分のお皿に盛り付けるらしい。

これはハイチ式なのだろうか。

その後は皆んなで音楽をかけて話し合いながら、お酒を飲み贅沢な時間を過ごした。

天真爛漫な彼女を見ていると、ずっとそのままでいて欲しいと願わずにはいられない。

笑顔がとてもキュートで、セレブみたいな洋服を着ていた。

エリノール、Sさん、アシュリー、私の4人でくだらないことを話す。

1階のリビングダイニングはこのような感じ。

Sさんはいじられて、周りからも人気がある。

彼の人柄が好かれているのだろう。

帰りに簡単な日本語レクチャー会があった。

今日は家に招待してくれてありがとうと伝えると。

ミカサ ツカサと言われた。

えっ、人の名前?日本人の名前?かと思ってたら、Mi casa tu casaだった。

私の家はあなたの家だから、いつでも来てねということだった。

アシュリーが住む家は、電気代だけでキューバの人の月給を超える。

帰国するまでにキューバ生活の天と地を見ることとなった。

こういう経験ができるのもSさん様々だ。

余談だが、ハイチ人2人に私が幾つに見えるかSさんが聞いたが、返ってきたのは23歳だった。

25以上はないかなって。

アジア人は幼く見えるらしい。

今日も楽しかったな。

 

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