最近トレカブームとなっています。
長くやっている方は常識となっていますが、保管方法は様々なものがあります。
今回は保管の基礎から始まり、私がレベル別に厳選した保管アイテムを紹介したいと思います。
レベル★☆☆:初級(トレカ総資産:数万~数十万円)
レベル★★☆:中級(トレカ総資産:数十万~数百万円)
レベル★★★:上級(トレカ総資産:数百万~数千万円)
上記の感じで紹介したいと思います。
この資産金額だったら、この保管方法をという明確な線引きはありません。
自分の経験上ではありますが、資産規模が変わる段階で保管方法も変わったので、目安として紹介しています。
数千万円以上扱うなら貸金庫なども検討しましょう。
まず、保管の基礎知識からお伝えします。
トレカは保管に気を配らないと、時間の経過とともに状態が悪化していきます。
何がトレカに悪影響を及ぼすのか見ていきましょう。
トレカを保管する際に意識するのは、以下になります。
・多湿、乾燥
・傷、汚れ
・皮脂
・日光
カードは湿度に大きく左右されます。
湿度が高いとカビの発生や、インクがにじむ原因となります。
また、湿度が低い場合にはカードが反り返る原因となります。
カードを適切に保管するには、湿度40%~50%の間が良いとされています。
なるべく湿度を一定にして保管できる環境を作りましょう。
カードを管理する上で、一番気を付けなければならないのは、カードが傷つくことや、汚れることです。
カードが擦れたり、水分、ゴミなどが付着することでカードの状態はどんどん悪くなっていきます。
それらを防ぐために、以降紹介するスリーブや、ローダーなどが必要になってきます。
カードを扱う時に忘れがちなのが皮脂や、汗となります。
カードを素手で持った際に、皮脂や汗がカードに付着することがあります。
皮脂は時間の経過とともにカードへ影響を与えるので、使い捨ての手袋などを付けると好ましいです。
多くのモノが変色する原因となる日光ですが、カードも直射日光にさらされると同様に日焼けをします。
日光を防ぐにはUVカットするものでカードを覆う必要があります。
日光に当たらないような暗い場所で保管するだけでも、予防効果は高いです。
しかし、暗い場所での保管は季節により湿度が高くなりやすいので、除湿するなどのコントロールが必要となります。
保管の基礎知識を学んで頂いたので、続いて保管するためのアイテム紹介となります。
レベル★☆☆は、トレカを保管する上で最低限の基礎となります。
このアイテムがなければ、トレーディングカードを扱っていけないというレベルです。
基礎的なアイテムは数が多いので、オススメのものを絞って紹介していきます。
自身で使用するスリーブは、これ1択です。
色々と使ってきましたが、値段的にもこれがベストでした。
サイズはかなりピッタリめです。
スリーブのサイズは、横64mm×縦89mmとなっています。
以下に各TCGのカードサイズを載せているので参考にしてください。
各カードゲームのサイズ
・ポケモンカードゲーム:横63mm×縦88mm
・デュエルマスターズ:横63mm×縦88mm
・遊戯王OCG:横59mm×縦86mm
・Magic the Gathering:横63mm×縦88mm
スリーブが大き過ぎるとスリーブ内でカードが動き、細かい傷の原因となるので、
トレカで遊ぶ際にスリーブを2重にする人がいますがそれにも最適
保管する分には問題ないですが、シャッフルなどをして遊ぶ際には、2重スリーブや別のハード系スリーブを使用するといいでしょう。
9ポケットまたは、12ポケットがありますので、お好きなものを選びましょう。
最初は安めで構わないですが、
紙タイプで有名なのは「やのまん カードバインダー」でしょう。
このファイルの優秀なところは、9ポケットの追加シートが用意されていて、収納できるカード数を増やしていけるところでしょう。
頻繫にカードを出し入れするのであれば、PUなどの合成皮革などを選びましょう。
基本的にスリーブと、カードファイルの2つがあればカードの保管に問題はないです。
皮脂や手汗がカードに付着しないように、使い捨ての手袋を用意するとカードに汚れが付きにくいです。
なるべく安くて綿製のものを選ぶといいでしょう。
汚れが目立たなければそこまで頻繫に変える必要はないですし、洗って使えるので経済的です。
レベル★★☆はある程度慣れてきて、1枚数万円のカードを扱うようになったら考える段階です。
ローダーをはじめとしたハードケースから、湿度の対策を考え始める段階となります。
ローダーというのは、スリーブよりも硬いハードケースのことで、多少のことではカードに傷が入らず、曲がることを防いでくれます。
このローダーは品質や、値段を考えるとコスパとして最高と考えています。
サイズ:横63mm×縦88mmのカードに対応しています。
人気のTCGであれば間違いなく対応しています。
基本的にはスリーブに入れた状態で、このローダーを使用します。
スリーブに入ったサイズであれば、横66mm×縦93mmまで対応しています。
先ほど紹介した「KMC トレカカードバリア100 パーフェクトサイズ」であれば問題なく入ります。
私は、数千円以上のカードに対してローダーを使用しています。
この商品は先ほどのローダーとは異なり、上下はめ込むタイプのケースで厚みがあります。
また、UV85%カットで紫外線も防いでくれます。
これから紹介するマグネットローダーと呼ばれるものと、ローダーの中間に位置する商品です。
そのため、マグネットローダーよりお値段が安くコスパも高めです。
こちらもスリーブを入れて使用します。
スリーブに入ったサイズであれば、横66mm×縦92mmまで対応しています。
私は、1万円以上程度のカードを扱う際に使用しています。
マグネットローダーは通常のローダーと異なり、高級感があり磁石で簡単に開閉できます。
また、厚みもあるためちょっとの衝撃では、カードは傷を負うことがありません。
UVのカットもしてくれます。
信頼ある「Ultimate Guard」の製品であり、他の競合を考えるとコスパはかなり高いです。
こちらもスリーブに入れてから使用します。
ローダーは基本的に厚くない方が、数を多く管理できるので、
私は、3万円程度以上のカードを扱う際に使用しています。
この商品は表面のホコリや、細かなゴミを取り除いてくれます。
神経質過ぎる感じはしますが、細かなゴミは傷や汚れの元なので、一本持っておいて損はないです。
さすが世界のタミヤと思えるクオリティで、静電気防止がついるのでゴミの再付着を防止してくれます。
この商品は、防水、防湿対策に最適です。
サイズは横85mm×縦120mm×厚さ0.04mmです。
全てのカードをローダーに入れるとお財布的に優しくないと思います。
そこで活躍するのがこの商品です。
カードをまとめてジップして、防湿することができます。
また、メルカリなどのフリマサイトで梱包して発送する際に、防水対策として重宝します。
ローダーであれば5枚、マグネットローダーも1枚入れることができます。
次に紹介する防湿庫を買うのに迷っている場合は、それまでの対策として購入してみてください。
ここまでくると上級者レベルで、それなりの資産を築いていると思われます。
数十万円または、数百万円のカードも扱うことがあるため、可能な限りリスクを避けたいと考えるでしょう。
そんな方向けの商品です。
湿度対策として、湿度を一定に保ってくれる製品です。
この防湿庫は、カメラメーカーの中でもお値段控えめなので、とてもコスパが良い製品です。
カメラ向けですが、カビ対策として作成されているので、トレカでも使用することができます。
電気代は1日当たり2円で、数千枚のカードを全て防湿してくれるので大変助かっています。
高さを調整できるので、カードファイルも格納することができます。
容量は大きめがいいです。
100Lは大きいかなと思ったのですが、一番下にカードファイル5冊と、各種ローダー、プロモなどを格納する場所でほとんど容量が残ってないです。
私は、湿度45%で一定にしています。
保管方法と呼べるか難しいですが、トレカにはカードの状態を鑑定する機関があります。
PSAもそのうちの1つで、鑑定料を支払うことでカードの真贋、状態を鑑定して評価(グレーディング)を付けてくれます。
カードが本物でどこかのグレーディングに該当する場合、評価と共に紫外線をカットする特殊なケースに保護されて返ってきます。
PSA10と呼ばれる最高レートの評価を受けると、鑑定眼の信頼性からカードによっては、通常の数倍~数十倍の価値を付けることがあります。
保管に慣れてきたら、自慢のコレクションを鑑定に出すことも考えてみましょう。
PSA鑑定だけでご飯を食べている人もいるので、詳しくは別の機会にお伝えしようと思います。
以下は、PSAの公式ホームページとなるので、気になった方はご覧ください。
世界最大そして最も信頼されている第三者トレーディングカード真贋鑑定・グレーディングサービス会社が日本にオフィスを開設。PSAジャパンは米国本社と連携し、日本のお客様にグレーディングサービスを提供していきます。 PSAが日本で鑑定とグレーディング - PSA Japan |
数多くの商品がある中で、なるべくコスパが良い商品を選び紹介してきました。
多湿・乾燥、傷・汚れ、皮脂、日光の対策として有効なものはあったでしょうか。
紹介したものは実際に私が使っている商品で、色々なものを使った中で良いと思ったものを勧めています。
良ければ使ってみてください。
また、この商品がオススメなどあったら教えてください。
それではまた。