物価を知る上で、現地のキューバ人が参考にしているレートは大事だ。
キューバの現地レートは、「elTOQUE.com」というサイトでわかる。
ここ数ヶ月でキューバの通貨であるキューバペソ(CUP)は、外貨に対して価値がかなり下落しており、ここ半年で30%ほどレートに変動があった。
物価については、2023年度10月についての情報がベースで、個人の売店であるティエンダ(tienda)や、レストランが基準となる。
その当時のドル(USD)と、ペソ(CUP)のレートは、1USD=250CUPだった。
また、ドル円のレートは1USD=150円だったので、参考にして欲しい。
水は1.5Lのペットボトルで、「140~250ペソ」あたりが相場となる。
500mlのペットボトルは、「80~150」ペソが相場となる。
ピザがこの程度のもので、「180ペソ~250ペソ」あたりとなる。
はちみつは、330mlで「300ペソ」程度となる。
メインの料理(主食を含む)を頼むと現地向けの良いレストランで、900ペソ~3000ペソほど。
イタリアンだとかなり安めだが、肉を含んだ料理だと高めになる。
特に牛肉は、現地のキューバ人からすると高級食材だ。
ロパ・ビエハはキューバの伝統料理の1つだが、そもそもキューバ人向けのマーケット牛肉は出回っていない。
写真のレストランでは1500ペソだった。
日本人からすると安いが、キューバ人の給料が多くて5000ペソと考えると、途方もなく高い。
キューバ人に人気の店に入ると、間違いなく誕生日を祝う音楽が流れてくる。
外国人向けのレストランもあり、値段はほぼ日本と同じと考えれば問題ない。
そこそこお酒も飲んでしまうと、5000円以上掛かってしまう。
最高級のホテルのディナーともなると、キューバでも数万円の支払いとなる。
食材に差はないが、料理としての完成度は違うため、一度外国人向けのレストランを試してみていただきたい。
「Tripadvisor」などのサイトで外国人から評価が高い店は、大きく外れないため参考にして欲しい。
キューバ人が時々入る店というのも存在する。
そのほとんどが国営だ。
価格はかなり格安。
そして、私が知っている数店舗は、店名がなかった。
日本では人民食堂と呼ばれている。
ほとんどが1000ペソ以下で提供されるが、味にもバラツキがあったり、そもそも美味しくなかったりする。
だいたいがカウンター席で、料理も1、2品の中からしか選べない。
このような店はキューバにしかないので、笑い話として経験してみてはいかがだろうか。
コーヒーが460gで、「1400~1800ペソ」程度。
アラビカコーヒー100%のため香りが違う。
現地の人からしてもお高め。
Havana Club Reservaの700ml(70CL)が「1000~2000ペソ」、Especialの1Lが「1400~2200」ペソあたり。
モヒート、ダイキリなどのカクテルは国営か、民営かで差が大きく、1杯「130ペソ~1000ペソ」を確認している。
そこまで高くないレストラン・バーであれば、1杯「400ペソ」以下あたりとなる。
モンテクリストのNo.5が1本約7USDだった。
コイーバはかなり高く、Coronas Especialesが1本約55USDだった。
葉巻に関しては、正規店であればほとんど値段は変わらない。
あとは、私がキューバ日誌というのを書いているので、細かいものはそれを参考にして欲しいが、乗馬体験(3時間コース程度)10ドル~15ドル。
テーブルクロス大のファゴッティングが20~25ドル。
ゲバラグッズは、Tシャツが1枚2000ペソあたりとなる。
だいたい10USD以下で買える値段だと思ってくれればいい。
現地の向けのクラブの入場料は、200~300ペソ程度となる。
ファブリカ・デ・アルテなどの観光客向けのクラブであれば、現地のキューバ人と、留学生(学生証を持っているに限る)が250ペソで、観光客は500ペソを入場料で取られる。