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いざキューバに行こうとした場合、困るのは旅行費用についてだ。
出回っている情報も古いものが多く、私自身参考にしていいのか不安になった。
パンデミック以降は、現地の物価なども変わったと聞くがそこまで情報がなかった。
キューバの物価について知りたい場合は、私が2023年にキューバへ旅行に行った際の情報を記載している。
以下の過去の記事を参考にして欲しい。
現地のキューバ人とも交流しているため、都度更新していく予定だ。
キューバはクレジットカードを使用できる場所は限られており、ATMなども使用できないこともあるため、現金の持ち込みが必須となっている。
カード決済も一部可能だが、レートが悪かったりするためオススメはしない。
可能な限り多めに持っていこう。
あまりギリギリで予算を持っていくことはオススメしない。
私は1ヶ月間ほど滞在するため、盗難などがあった時のことを考えて、4100ドル(USD)を持っていったが、盗難はなく2000ドル(USD)は余ってしまった。
キューバ旅行を格安にしたい場合は、ツアーで参加すると割高となってしまう。
2023/11時点では、某旅行会社の6泊9日のツアーで1人あたり、55万~80万(燃油サーチャージは別)ほどとなっている。
エコノミーでこの値段のため、ビジネスクラスだと100万円を超えてくる。
また、観光客向けのお土産屋を巡るため、金額も高くなる傾向にある。
デメリットとしては、旅行費用が高くなることと、好きな場所を回りにくいこと。
格安でキューバ旅行するならば、自分で航空券を取り、ホテルや、カサと呼ばれる民宿に宿泊すると金額が安く抑えられる。
ツアーも悪い点だけではなく、有名な観光スポットを効率良く回ることができ、スペイン語しか話せないキューバ人相手でも不安になることはない。
ツアーではなくキューバ旅行を自分で手配するなら、計画を立てて金額を見積もる必要がある。
以下は、キューバ旅行へ行くための予算・費用に関わる項目を金額の高い順に上から並べている。
・航空券
・宿泊費
・食事・食料
・お土産
・交通費
・雑費
あくまでも一般的な予算で考慮していることを念頭に、参考にして欲しい。
予算を見積もるための詳細については、以下に記載していく。
航空券は通貨の価格に左右されやすく、予算の中で一番高額となる。
円安に振れれば金額も高額となっていく。
航空券を購入する際には、スカイスキャナーや、エアトリなど航空券の「比較サイト」を使用することをオススメする。
アメリカ経由でキューバに入国するには手続きが面倒なため、アメリカを除く場所からキューバへ向かおう。
一般的には「メキシコ経由」が多い。
可能な方は比較サイトで最安のルートが出たら、その航空会社のサイトから同じ日程、オプションを選択して、金額を見てみよう。
日本語に対応していないことで敷居は少し高いが、基本的に「航空会社で直接予約」した方が安くなるはずだ。
2023年の10月からキューバへ1ヶ月旅行したが、「往復料金で約30万円」だった。
航空会社はアエロメヒコ(Aeromexico)となる。
5月~10月は雨季とされ観光シーズンから外れるため、航空券は安くなる傾向になる。
反対に11月~4月までは乾季となり、観光シーズンのため、航空券は高くなる傾向にある。
参考にして欲しい。
ホテルか、カサ(民宿)にするかで価格は大きく異なる。
カサであれば最低約10~30ドル(USD)のため、全て現地のカサで宿泊することを考えているなら、「30ドル(USD)×滞在日数×客室数」にしておけば、問題なく過ごせるだろう。
ホテルについてはランクによるが、基本的に「1泊80ドル(USD)」以上は見ておいた方が良い。
現金をあまり持ち込むつもりがないなら、同様にネットで予約をした方が良い。
旅行に行く人数によっては、宿泊費よりも高くなる。
ここも観光客向けのレストランか、キューバ人向けのレストランで見積もる金額は異なる。
現地のキューバ人が行くようなレストランであれば、メインの食事とお酒2杯程度で、3000~4000ペソ(CUP)で納まる。
「4000ペソ(CUP)×食事回数×滞在日数×人数」で考えておけば問題ないだろう。
観光客向けのレストランだと、ランクもあるため金額のブレ幅が大きい。
1人40ドル(USD)以上は考えておく必要がある。
葉巻などを買うつもりがなければ、そこまで金額は高くなることはない。
コイーバ(Cohiba)を買おうと考えている人は注意した方が良い。
キューバ内での価格の高騰と、円安の影響で思わず躊躇してしまうと思う。
高級品とされていないようなお土産なら、10ドル(USD)以内で購入ができるものが多い。
ぼったくりがなければ、「200ドル(USD)」程度あれば多くのものが購入できる。
ハバナ以外に行くにもタクシーを使用することになるため、タクシーを中心に記載していく。
交通手段としてバスもあるのだが、長い間待つことになり、乗れてもギュウギュウ詰めになりながら移動することになるため、お望みの方は自分で調べて経験してみよう。
タクシーアプリを使用できればいいのだが、キューバのSIMカードを手に入れなければならないため、ハードルが高い。
タクシーには何種類かある。
・自転車(人力)
・バイク
・自動車
・クラシックカー
自転車は現地のキューバ人が使うほど安い。
「2km~3kmで200~300ペソ(CUP)」となり1km=100ペソ換算だが、観光客はもう少し多めに払うこととなる。
デメリットは到着まで時間がかかることと、2人くらいまでしか乗れないこと。
バイクに関してはサイドカー付のものがあるのだが、料金は普通の自動車と変わらない。
複数人が乗れないためあまりお勧めしない。
自動車は黄色い色が有名だが、それ以外の一般車もタクシーとして走っている。
料金は「2km~3kmで1000ペソ~2000ペソ(CUP)」となるが、タクシーが少ない時間帯だと高くなる傾向にある。
東洋人は観光客とすぐ分かるため、距離が近くても10ドル(USD)を要求されるが、2、3kmなら5ドル(USD)で交渉してみよう。
ハバナ市内なら「10ドル(USD)/1日」と考えておけばいい。
クラシックカーも古いと、自動車、バイクと値段が変わらない。
ハバナ市内からビニャーレス渓谷、トリニダ(トリニーダ)などの離れた場所に行く場合は、乗合タクシーか、貸切かで変わる。
距離にもよるが乗合タクシーなら200km以下程度で、「25~30ドル(USD)」となり、300km程度で「30~40ドル(USD)」となる。
貸切だと上記の値段の「約3倍程度」は見る必要がある。
飲み物や、アイスなどのお菓子、カフェで休憩など、滞在中に色々と出費は重なると思う。
「5ドル(USD)×滞在日数×人数」程度で考えておけば概ね足りる。
今までの情報を基に、2人でキューバ旅行した費用をシュミレーションしてみます。
ホテルや、レストランのランクが高い場合、追加で費用を見積もっておこう。
【前提条件】
旅行者:2人
滞在日数:10日
宿泊先:カサ
食事回数:3回(キューバ人向けのレストラン)
ハバナ以外の観光場所:ビニャーレス渓谷、トリニーダ(乗合タクシー)
300(宿泊費) + 740(食事代)+200(お土産)+250(交通費)+200(雑費)+500(予備)=2,190ドル(USD)
「約2,200ドル(USD)」あれば、不測の事態も含めて2人で過ごせるはずだ。
※航空券は別途必要
【前提条件】
旅行者:2人
滞在日数:10日
宿泊先:カサ
食事回数:3回(キューバ人向けのレストラン)
ハバナ以外の観光場所:ビニャーレス渓谷、トリニーダ(乗合タクシー)
1,000(宿泊費) + 740(食事代)+200(お土産)+250(交通費)+200(雑費)+500(予備)=2,890ドル(USD)
「約2,900ドル(USD)」あればホテルで滞在し、キューバを楽しめるだろう。
※航空券は別途必要
キューバ旅行で必要となる費用や、参考となる情報は以下となる。
・航空券は「比較サイト」を使用して、最安のルートから、直接「航空会社」から予約をすると安くなる
・宿泊費はカサであれば、「30ドル(USD)×滞在日数×客室数」で、ホテルは「80ドル(USD)」以上
・食事・食料はキューバ人向けなら「4000ペソ(CUP)×食事回数×滞在日数×人数」、観光客向けなら1食40ドル(USD)以上
・お土産は、葉巻などの高級な嗜好品を除けば、「200ドル(USD)」程度
・交通費は、ハバナ市内を巡るなら「10ドル(USD)/1日」程度で、ハバナから別に移動する場合は乗合タクシーで移動すると安くなり、貸切で乗る場合は「乗合タクシーの約3倍程度」となる
・雑費は、アクティビティなどを除けば、「5ドル(USD)×滞在日数×人数」程度