ビットコインの8/1問題(スケーラビリティ)まとめ

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問題がうやむやでカオスな現状

 

もう既に多くの方が知っていると思いますが、8月1日にスケーラビリティ解決のため、ビットコインが分裂の危機にあります。

まずそれぞれの概要をまとめた画像がこちらになります。

 

解決策まとめ

解決策まとめ

 

この画像だけでは、ことの経緯やら、状況が掴みにくいと思いますので、スケーラビリティに関する問題を解説していきたいと思います。

以前にも、スケーラビリティに関する情報をお伝えしました。

詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

ビットコインの危機?Bitcoin Unlimited誕生の兆し

2017.04.04

要注意、ハードフォークへの準備を始めよう

2017.04.10

 

現在も各勢力(マイナーや、開発者など)が争っていて、どのような答えが出されるか、はっきりと示されていません。

ビットコインホルダー(ビットコインの所持者)は、それなりの対策をする必要が出てきています。

仮想通貨全体の価格が乱高下しているのは、その不安から売り買いが頻繫におこなわれているためです。

以前の情報も含めて、現在までのスケーラビリティ問題をまとめたので、参考にしてください。

 

ビットコインの問題

 

スケーラビリティとは、システムの変化に対し柔軟に対応できる度合いのことです。

はて、何のことか?

簡単に説明すると、送金の処理に対して、余裕をもっておこなえるかの度合いです。

 

スケーラビリティ01

BTCが抱える問題

 

日々、仮想通貨への参入者が多くなることで、以前より取引データの量が多くなり、現状のシステムでは、処理が難しくなってしまいました。

ビットコインは、利用者が多くなることにより、送金の時間や、手数料が増加してしまい、多くのホルダーにストレスと、失望を与えていました。

現在では、1回に処理できる取引情報量(ブロックサイズ)が、1MBというデータ量しかありません。

これではデータ量として少なすぎるため、この問題を解決するために、いくつか技術が提示されています。

 

Segwitによる打開策

 

Segwit(Segregated Witnessの略)は、以前にお伝えしたように、ルールの一部を変更する技術です。

Twitterの例を挙げましたが、もう一度おさらいしてみましょう。

 

Segwitの説明

Segwitの説明

 

Twitterの投稿は、140文字以内であるという制限は知っているでしょうか?

以前は、画像などの他の情報も文字数に変換され、情報発信の足枷となっていました。

現在、画像は文字に含まれず、140文字をフルに有効活用できるようになりました。

このように一部のルールを変更し、データ量に余裕をもたせることを、ビットコインでもおこなおうとしています。

ビットコインでは、署名に関するデータをブロックに含めないことで、データ量に余裕を持たせます。

この変更をすることにより、現在と比べて約2倍程度の容量が増えるとされています。

これはSF(ソフトフォーク)と呼ばれ、一部のルールを変更するため、ビットコインが分裂する可能性はありません。

しかし、これに異を唱える存在が出てきました。

 

BTU(Bitcoin Unlimited)

 

こちらも以前にお伝えしましたが、BTU(ビットコインアンリミテッド)はブロックサイズを段階的に、制限なく上げるという技術です。

 

BTUの説明

BTUの説明

 

まず、ブロックサイズを2MBに上げることが提案されていました。

BTUは、マイナーに大きなメリットがある提案です。

ブロックサイズが増えれば、1度に処理できる取引量が増えます。

取引量が増えれば、手数料も多く入ってくることになり、利益が多くなります。

マイナーの全体の約5割は、中国によって構成されています。

過去に中国のマイナーが中心となり、この技術を推し進めようとしていました。

しかし、これは失敗に終わります。

ことの経緯は、BTU派(主に中国)が勝手にマイニングをしてしまったことにより起きました。

BTUのブロックをマイニングで発見をしたのですが、バグがあることを周りのマイナーに指摘されます。

さらに、強行しておこなったため、取引所が激怒しました。

ハッシュパワーによるハードフォークの強行をおこなった場合、BTUを取引所で扱わず、Segwitを支持すると宣言しました。

そのため、BTU派の動きは静かになり、スケーラビリティの問題は先延ばしにされていました。

これは、2017年の3月までに起こった出来事です。

互換性がないアップデートである変更は、HD(ハードフォーク)と呼ばれ、ビットコインが分裂する可能性があります。

コインの分裂は、ホルダーに多くの負担を与えます。

できる限りなら、避けるべきことです。

本来マイナーには、技術や、仕様を決める権利はありません。

想定外の仕様により、マイナーの影響力が強くなってしまったため、この現状となっています。

マイナー主導で、ビットコインの方向性が決められれば、非中央集権であることが失われ、ビットコインは望まない方向へ進んでいく可能性があります。

望まない方向へ進もうとするBTU派は、なぜこの技術を推し進めたのでしょうか?

設けるためには周囲は気にしないという、中国の国柄がそうさせたのか、はたまた違う問題があるのか?

それは、次にお伝えするASIC BOOSTが関係してきます。

 

ASIC BOOSTという足枷

 

なぜBTU派は、Segwitに反対しているのか?

それは、ASIC BOOSTというマイニングの機械に搭載された特許技術が大きく関わってきます。

ASIC BOOSTは以下の問題があります。

 

・マイニングに不公平が生じる

・Segwitに対応していない

 

ASIC BOOSTは、マイニングのコストを抑え、計算を早くすることができます。

確かに素晴らしい技術ではあります。

しかし、ASIC BOOSTは、この技術を利用していないマイナーに大きな差をつけます。

特定の製品だけが集中的に利用され、マイニングの競争化が停滞するのは、ビットコインには望ましくありません。

そして、Segwitに対応していないこともあり、ビットコインの発展のため大きな障害となっています。

マイニングには、機械や、電気代など多くのお金がかかっています。

ASIC BOOST利用者は、Segwitされると機械を新たに購入する必要があり、多くの経費がかかるため反対をしています。

しかし、日々多くの利用者が増えており、スケーラビリティの問題は先延ばしにすることはできません。

そこで、BTC派(ビットコインコア)は、UASF(User Activated Soft Fork)をしようと宣言します。

UASFとは、マイナーが主体ではなく、ユーザー(ホルダー)が主体となり、ソフトフォークしようとする動きです。

それに対し、BTU派はハードフォークも辞さないと全面対決の構えを見せます。

しばらく睨み合いが続く中に、折衷案が登場しました。

「Segwit 2X」と呼ばれるものです。

 

Segwit 2Xの実態

 

Segwit 2Xは、Segwitを先に実装して、6ヶ月以内にハードフォークをするという考えです。

提案されたSegwit 2Xは、BTU派(ビットコインアンリミテッド)も賛成をしています。

 

Segwit 2Xの説明

Segwit 2Xの説明

 

あれだけ反対したSegwitを、なぜBTU派は受け入れたのでしょうか?

Segwit 2Xの開発に関わった者が、ASIC BOOSTに関係していることが大きいと推測されています。

Segwit 2Xは、ASIC BOOSTに対応している可能性がありますし、急きょ開発されたプログラムということもあり、不安が多く残ります。

悩みの種は尽きません。

Segwit 2Xは、7月21日にシステムの準備に入り、24日に有効化されると予測されています。

まずは、21日の動きに注目しましょう。

動きをチェックするには、こちらのサイトから、シグナリングを確認しましょう。

 

 

動きとしては、BIP91がLocked-In(確定される)こと。

BIP91はSegwitを採用しやすくするための変更です。

これは、既に確認できましたので、問題ありません。

続いて、Segwitに関するシグナリングが、80%以上を保ち、Locked-Inすればひと安心です。

しかし、ここに来て新たな動きが…

Segwitのシグナリングが弱かったり、スケジュールが前倒しになったり、BCCというコインが出てきたりと、かなり不穏な流れが…

変に動き、売り買いすると損することがあるので、気をつけてください。

 

BCC(Bitcoin Cash)の誕生

 

問題の渦中にいるASIC BOOST技術で有名なビットメイン社のジーハンという方が、ハードフォークをして、BCC(ビットコインキャッシュ)というコインを8/1日に誕生させる見通しです。

いきなりだったので何のことやら…

BCC自体は、ビットコインと完全に分岐をするため、全く別の新しいコインとして考えた方がいいでしょう。

特徴としては、マイナー主導のコインであり、決済システムの規模を拡張するために、ブロックサイズを8MBにするようです。

詳しくは以下の公式サイトで!

 

 

8月1日に分岐をしますが、取引所でBCCをどのように扱うかなどは未定です。

8月1日の問題は、海外ではひと段落したと見られ、Segwit後のハードフォークへ目が向けられています。

まだハードフォークすると決められてはいないため、今後賛成派と、反対派で議論されていきます。

 

対策とまとめ

 

いかがでしょうか?

理解が深まったところで、最初の画像をもう一度ご覧ください。

 

解決策まとめ

解決策まとめ

 

最初と比べて、何となく分かったのではないでしょうか。

目まぐるしい動きで、ホルダーの方はなかなか状況が掴めないかもしれませんが、ひとまず、21日の動きに注目をして、しっかりと対策をしていきましょう。

あとは、BCCが勝手に生まれるみたいですが…

対策としては、以下の3つが基本となります。

 

・アルトコインに変換

・法定通貨に変換(円やドル等)

・ハードウェアウォレットに入れておいて待機

 

ホルダーの方は、対策をしてください。

3月に騒がれた一連の流れは、Segwitがされれば落ち着きそうです。

しかし、実装されるまでは気が抜けないので、これからも動きに注視していきましょう。

次回もビットコインに関する重要な情報を、欠かさずお伝えしたいと思います。

では、またお会いしましょう。

 

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