ビットコインの危機?Bitcoin Unlimited誕生の兆し

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ここ最近のビットコイン

 

3月11日に、Bitcoin(ビットコイン)のETF認証が不認可となり、価格が急落しました。

一時、1BTC=15万円あったレートは、12万円台まで下がりました。

その後、持ち直したかに見られましたが、現在は12万円台です。

ETFの否決により、再度注目された問題があります。

「スケーラビリティ」に関わる問題です。

この問題は、長い間議論されています。

投資家はこの問題に不安を持ちつつ、取引をしているのが現状です。

ハードフォークという言葉を聞いた方もいるかもしれませんが、スケーラビリティの問題を解決するための1つの方法です。

この問題から、BTU(Bitcoin Unlimited)が誕生する可能性があります。

色々と騒がれていますが、よく分からないという方も多いと思います。

今回は、そのスケーラビリティについて説明します。

 

スケーラビリティとは?

 

スケーラビリティとは何か?

スケーラビリティとは、システムの変化に対し柔軟に対応できる度合いのことです。

Bitcoin(ビットコイン)においてのスケーラビリティとは何か?

今後利用者が増加した際(システムの変化)に、余裕を持って取引ができるかが問われています。

現在、ビットコインは、スケーラビリティが低いため、柔軟に問題を対処できる段階ではありません。

ビットコインは、まだまだ発展途上であり、改善する余地が多くあります。

ビットコインで送金をしたことがある方なら、取引の完了が遅いと感じたことがあるかもしれません。

ビットコインは、一般的な決済システムのデータの処理速度と比べるととても遅く、今後普及した時に不都合を生じる可能性があります。

それは、ビットコインのブロックサイズ(取引情報)が、1Mバイトに制限されているためです。

1Mバイトという低い制限は、セキュリティの関係から設定されています。

そのため、セキュリティは高いかもしれませんが、情報のやり取りが非常に不便です。

とても安全なフロッピーみたいなものです。

安全であっても、フロッピーでは運べるデータ量が少なく、今後の取引には耐えられません。

イメージしてください。

あなたは、次々と送られてくるデータを、他のPCへ移さなくてはなりません。

10分間に1Gバイトのデータが送られてきます。

データを移すのに使っていいのはフロッピーだけです。

どうでしょうか?

どんどんとデータが溜まり、作業が処理できませんよね?

ビットコインでは、利用者が増えることにより、この危険性があるのです。

多くのデータを運べたり、運ぶデータ自体が少なくなれば、データの処理が上手くいくのですが、まだ決定的な解決策は見つかっていません。

取引が増え、データ処理が追い付かなくなると、取引が遅延したり、停止の恐れがあるため、利用者が増える前に、対策しなければなりません。

ビットコインでは、このブロックサイズによるデータ処理が問題の中心であり、開発者の間や、コミュニティで話し合われています。

長い間このことについて議論がされ、平行線をたどっています。

この問題を「スケーラビリティ論争」と言います。

データの処理速度を上げるために、一体どんな解決策があるのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

 

考えられる対応策

 

・Segwit

・ハードフォーク

第3の選択肢

 

上の2つが、データの処理速度を上げるための代表的な対策とされています。

見なれない単語だと思いますが、今後仮想通貨を利用するなら、目にする機会が多いので、しっかりと理解していきましょう。

 

Segwitとは何か?

Segwit(Segregated Witnessの略)とは…

ビットコインでの提案は、現在設定されているブロックサイズを変えるのではなく、ルールの1部を変更するという対策方法です。

分かりやすい例を紹介したいと思います。

Twitterの投稿は、140文字以内であるという制限は知っているでしょうか?

以前は、画像などの他の情報も文字数に変換され、情報発信の足枷となっていました。

現在は画像は文字に含まれず、140文字をフルに有効活用できるようになりました。

これは仕様の変更、ルールの変更になります。

140文字という文字数の制限を変更せずに、画像を文字数に含めるというルールから、含めないというルールに変更しました。

その結果、以前よりも情報の限度に余裕が生まれました。

あくまでも大きな変更をせず、利用者の負担を軽減しようという案になります。

ビットコインでも、この考え方を採用して、問題の解決にあたろうとしています。

ビットコインでは、どのようなルール変更をするのか?

送金する際の重要な役割をもつ、署名に関する情報を対象としました。

署名に関する情報をブロックサイズに含まず、データ量に余裕を持たせるというものです。

それがビットコインのSegwitです。

 

ハードフォークとはなにか?

続いてハードフォークです。

凄く簡単にいうと、互換性がない、全くの別のものへアップデートさせることです。

フォークは、分岐という意味があり、先ほどのSegwitとは異なり、大きな変更が生じます。

ハードフォークは、利用者に大きな混乱を招くため、正直なところ、この選択をして欲しくないです。

現在、ブロックサイズは1Mバイトが限度のため、多くの情報を一度に入れることはできません。

そこでブロックサイズの上限を上げます。

このままビットコインが普及し、取引の量が何十倍、何百倍となることを考えると、サイズの上限を上げるのは当然の流れです。

しかし、このアップデートをすると、今までのビットコインとは違うシステムとなります。

ブロックサイズも違いますが、バグや、脆弱性などもあり、今までと異なったメリット、デメリットが生まれます。

システムに大きな違いが生まれて、全く別ものに生まれ変わるのがハードフォークです。

現在、ビットコインは、BTC(Bitcoin Core)ですが、ブロックサイズを変更することでBTU(Bitcoin Unlimited)が誕生します。

つまりこの変更から、2種類のビットコインが存在することになります。

ハードフォークされる前に1BTC持っていたらどうなるのか?

ハードフォーク後に、1BTCと1BTUの2種類を持つことになります。

これは自動的に変換されるため、自分でおこなう必要はありません。

資産が増えたと思うかもしれませんが、1BTCの価値が1BTCと1BTUに振り分けられることになります。

10万円分だったら、7万円分がBTCで、3万円分がBTUとなります。

注意すべき点は、ハードフォークされる時に、盗まれる可能性や、取引所によっては取扱をしないため、別のものに勝手に変換されたり、なくなってしまう恐れがあります。

そのため、ハードフォーク前には、自分でハードウェアウォレットなどで、秘密鍵をしっかり管理してください。

このハードフォークの注意点などについては、利用に大きく関わるため、別の記事にて詳細を解説します。

 

第3の選択肢

これらの対策が完璧な答えではないため、新しい解決策を考える人もいます。

代表的なものは、ライトニングネットワーク、UASFなどが挙げられます。

これらの技術の詳細については、機会があれば説明します。

他にも色々と考えがありますが、技術的に困難とされています。

これらは、システムがより良くなることを考えた素晴らしいアイディアだと思います。

しかし、技術的な面から見ると、実際に実行できるのは、先ほどのSegwitや、ハードフォークとなるでしょう。

もちろん、日々の進歩により、開発が可能となるかもしれません。

まだ発展途上のため、動きを注視していきましょう。

新しい情報が入れば、その都度お知らせします。

 

まとめ

 

いかがでしょうか?

ビットコインは、スケーラビリティが低く、原因の中心的となるブロックサイズにより、データの処理速度の問題が提議されています。

・Segwit

・ハードフォーク

問題解決するために、色々な考え方が出ていますが、技術的な面から上記の2つが解決策として有力視されています。

根本的な問題が解決されるまで、これらの議論は続き、新しい考え方が生まれるでしょう。

今回は、スケーラビリティに対する解決策を説明しましたが、この問題が解決しないのには原因があります。

どれを採用するか、それぞれ技術的な中心にいる人たちが話し合っていますが、意見がバラバラなため平行線をたどっています。

次回は、この2つの解決策のメリット、デメリット、どうして問題解決に至らないか解説したいと思います。

では、またお会いしましょう。

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